【書評】一瞬で自己肯定を上げる瞑想法

書評
この記事は約4分で読めます。
この記事は、綿本 彰著「一瞬で自己肯定を上げる瞑想法」を読んで思ったことを記録した記事です。
本の詳しい情報は一番最後に記載しています。

 

最近よく耳にするアファメーションという言葉。

なりたい自分になるために「肯定的な自己暗示」とか「肯定的な自己宣言」をして「思い込み」をつくることだそうです。

言ってしまえば暗示をかけることで、効果的に活用すれば可能性を広げることができるかもしれませんが、使い方を間違えると返ってマイナスな結果を生み出してしまうこともあります。

それは、結局のところ本来の自分の能力以上の結果を、暗示をかけて引き出そうとしてもダメってことなんですよね。

そこでまずは、ありのままの自分を認めるところからはじめて、物事をプラスの方向に持っていきましょう、っていうのがこの本で言われていることなのです。

ひとつの手段としての瞑想を通して得られる色々なメリットが紹介されています。

アファメーションと似た部分もあるかもしれませんが、考え方次第で自分が変われるのであれば、ぜひ実践したいですね。

この本は、こんな方におすすめです。
・ネガティブ思考の方
・もっと自信を持ちたい方
・発想を変えてみたい方

 

ついつい考えすぎる人に

僕もそうなのですが、ネガティブ思考というか、ついつい考えすぎてしまって、結果マイナスの方向に動いてしまうことがあります。

日本人には多いって聞いたことがありますが、なかなか抜け出せないんですよね。

過ぎたことばかりに心を奪われ続けたり、まだ起こってもないことに気を揉んでしまって気力を消耗していては、本来やるべき事に取り組めないですし、効率も上がりませんよね。

結果どんどんネガティブ思考の材料になって悪循環を招いてしまうんです。

この本では、瞑想を通してマイナス材料を取り払う方法を紹介しています。

瞑想とは、今この瞬間を感じ取った上で、受け取ったその感覚をただ肯定すること、ありのままを観ていることです。

つまり簡単に言うと、ありのままの自分を肯定し受け入れることで、否定的(ネガティブ)な要素を減らしていき、心の重荷を取り払っていくのです。

そうすれば、落ち着いて客観的に物事を捉えることができるようになるので、さまざまな問題を解決しやすくなるのですね。

無意識のアイデアも

はじめのうちは瞑想をしても、ありのままを受け入れるので精一杯ではないかと思います。
ぼくもちょっとやってみましたが、なかなか雑念が取れなくて難しいです。

座禅やヨガとも通じるところがあるそうですが、自分なりのやりやすいスタイルを見つける必要がありそうです。

でも自分のやり方を見つけて瞑想に慣れてくると、自己の中に眠るいろいろなアイデアが泉のように湧き起こってくるそうです。

一瞬のひらめきは瞑想が終わると消えてしまうそうなので、消える前にメモして残しておくことで、プラス思考の材料ができてくるかもしれませんね。

自分との付き合いは一生続く

これが一番心に響いた言葉です。

死ぬまで自分自身との付き合いが続くということです。そんな自分といい付き合いができるようになれば、どれほど生きるということが楽になるでしょうか。

まずは自分自身が自分を認めてあげないと、嫌になったからって自分と別れるわけにはいかないのですから。

自己肯定感が持てるようになれば、自分の弱い部分も醜い部分も認めることができます。
全てをひっくるめて自分なんだという感覚を持てば、もっともっと日々を穏やかに過ごしやすくなれるということなんですね。

またネガティブな要素は、他人を意識しすぎるためとも言えるのではないでしょうか?

他人はあくまで他人なので、もっと自分に目を向けて自分を信じてあげる必要があるのです。

まとめ

「ありのままの自分を認める」ことの大切さ。

自己肯定とも言えますが、アファメーションで言う自己暗示や自己宣言とは少し違います。

自分を誇大意識する必要はなく、ありのままを受け入れるのです。
これなら考え方次第で誰でもできるし、自分自身に納得もできるでしょう。

たったこれだけのことで、今まで重荷となっていたネガティブな要素が軽くなるのです。

僕もさっそく実践してみたいと思いました!

 

本の情報

詳しい書籍の情報は下に記載しておきます。
僕は主にKindleで読んでいますので、電子書籍の情報になっています。
紙の書籍についてはリンク先から紙の本を確認してみてください。


本の名前:一瞬で自己肯定を上げる瞑想法
著 者:綿本 彰
出版社:KADOKAWA
発売日:2018年2月2日発売

 

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